倉品さんの「こんなに簡単にちゃんとできちゃう演劇」

本日の講師は山の手事情社の倉品淳子さん(じゅんじゅん)、アシスタントとして一緒にきてくれた元山の手事情社の野口卓磨さん(ぐっさん)。

倉品さんは以前から知ってる人も多いので和やかな雰囲気で始まってる。まずは参加者のYさん主導でストレッチ。

それから、ホワイトボードの前に集まってちょっとしたお話し合い。
音楽、演劇、ダンスの違いって何?という倉品さんの問いかけ。みんな思いつく事を言う。
「音を楽しむ、演奏する、媒体を通す、現在」「台詞がある、相手がいる、時間や空間で動く、時が飛べる」「喋らない、歌わない、音楽で動く」(もっといろいろ出たけど抜粋ね)
考える程境界がないように思えてくるし難しいよね。みんなできちんと話し合ったことはなかったので良い機会だった。
私たちはを作るのです。(倉品さんがホワイトボードに書いた仕草がとても良かったのだがここには再現できない(^^ゞ)


で、いよいよ本題。

「日常の断片を取り出す的TVドラマ風リアリティなお芝居」

野口さんが見本(?)を見せてくれた。
彼の下の階に住んでる新聞勧誘のおじさんがしつこく勧誘するシーン。(素人が言うのも何ですがお見事です!!笑わせて頂きました)


平たく言うと、説明的な台詞を入れたりしない、ありがちな普通のリアクションで構成する、ってことかなぁ。
ってのが何となく分かったところで、YくんとNさんがまずはやってみることに。
お題は「男が女に告白する」
イタメシ屋で待ち合わせた男女のたわいない会話から始まる。中々言い出せないところや断られて困った雰囲気がとても伝わった。


次は舞台を楽屋に移し、トイレを舞台に。TさんとMがやることになった。
お題「おじさんの大事な盆栽を壊してしまって言い出せずに酔っ払う姪と、そうとは知らずに姪っ子を心配する叔父」
(演ったのσ(^^)なのでどんな出来かは判りません)


どちらのお題も、日常にちょっとありがちな「気まずい」気持ちを表現する、ってのがテーマ。
以上をふまえて、3人×4つのグループ分けしていよいよ自分たちでやってみることに。


さっきは倉品さんがシチュエーションを指示してくれたけど、今度は自分たちで、場所、関係、事件、終わり方。この4つを決める。それぞれに分かれて話し合い&練習。倉品さんと野口さんがいろいろアドバイスして回ってくれた。


A型チーム
えずこのカウンターで海外旅行の打ち合わせをする場面。一人が懸賞で旅行が当たりあとの二人は喜ぶが、別の人といくことがわかりがっかり。

O型チーム
家庭教師と教え子。実は教え子の兄がゼミ仲間。家庭教師は妹を教えつつ兄とも二股かけるがバレて兄弟喧嘩に。その隙に逃げ出す家庭教師。

B型チーム
野球観戦のお友達3人。1人が野球チケットも入ってる財布がないことに気づき一同大慌てするが、実はポケットに入っていたことが判り一件落着。

その他チーム
介護サービス員と認知症の老人と娘(嫁?)。娘はいやがる老人を施設にいれたがるが、お金がかかることに気づき考えを変える。


発表後、倉品さんが夫々の感想を言ってくれた。
「全体的にとても面白かった」とのこと(ほっ!!)
日常生活に根ざしている我々だからこそ知ってるリアリティを評価してくださった。
改善すべきところも何点か。
例えば全体的に声が小さいとか。余計な動作はしない方が良いとか。
明日はみんなこれを忘れずに楽しもうねっ。



最後、倉品さんから「5分でわかるシェークスピア」の説明。
わー。スケッチブックに写真や絵を貼り付けたものを準備しててくれたんだ!


で、オフィーリアが狂って入水したシーンの絵。
これを見て思いついたことを何でも良いので紙に書く、ってのを最後の10分でやった。
みんな頑張って色々書いたところで、宿題が出た。
今書いた言葉に関するもの(そのモノでも関係するモノでも可)を持ってくること!


明日。いったいどんなことやるんだろう。
すごい楽しみぃ。


倉品さん、野口さん。ありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


久々のみ〜でした。