鈴木キヨシさんのおんらくリズムワークショップ♪

例の如く(苦笑)ちょっと遅れて開始。
今日は久々の大ホール。みんな野村さんの言葉通りステージ上で本日の講師鈴木キヨシさんを迎えた。
輪になる。

「みなさんの素性はともかく」(笑)という言葉でスタート。
今日は(1)ボディパーカッション (2)カリンバセッション をやります。とのこと。


その前に鈴木さんから、こんなお話が。。。
「音楽」というより「おと」を楽しみましょう。
日常の何気ない音が音楽に聞こえることがある。
アフリカのリズムは虫の声や自然の音から生まれた。
アジアもそうだけど、民族音楽はみんなその国特有の自然と密接している。
耳を傾けることを続ければ、例えば手拍子一つ取っても人によってみんな違う音だというのがわかる。
そこが気持ち良い。
(大体こんなカンジ。ちゃんと覚えてないっす。すいません)



こんなお話から、流れで、「では胸を叩いてみましょう」ってな具合に始まった。
鈴木さんの「ワン、ツー、ミギテカラ・・・」のリードで、手拍子と、膝や胸やお腹やらを叩きはじめる。


次第に応用編が加わる。
リズムを変えて、3グループに分かれて、「ちゃ、ちゃちゃ、んちゃっちゃ」と声にも出しながら。
声と手拍子のリズムが違うのって結構難しかったりするんだけど。
あっ。たーのしいっ。ずっと続けてたら、なんかノってきちゃったぞ。
中には、自称「リズム感ないんです」って人もいて、たまにハズしたり変な動きしちゃうってのがまたたのしかった。


で、次はみんなで立ちあがって、足が加わった。
「んぱ。んぱ。ディキ ディキ ディ」
わ、若者に負けるものか。えーい。足が、手が、言う事をきかなぁい(苦笑)
見てると簡単そうなんだけどね。
鈴木さんが順を追って少しずつおさらいしてくれたから、ちゃんとできたよ。
最後には全員がそこいらじゅうを歩き回りながら、「んぱ。んぱ。ディキ ディキ ディ」。。。
えぇ、盛り上がりましたとも。体叩くだけでこんなに盛りあがれるんだぁ、と驚きつつ
ディキ ディキ ディ。。。と続ける参加者一同であった。
適度に疲れた、でもたのしかったよぉ。


<休憩>


鈴木さんを囲むように集まる参加者。
次はカリンバ、っとその前に「シャラシャラ」で既に盛り上がってる参加者。
どんな楽器かって。。。。針金をコイルに巻いて伸ばして王冠を焼いて伸ばして通したやつ(笑)
イメージ湧かない人は参加した人に聞いてね(ってこのフレーズ前にも使ったな)
これがまた涼しげないい音がするんだっけ。

「生音は振動が手に伝わる。そこが魅力」と鈴木さん。
そう、この「振動」がこの後のWSの大きなテーマとなるのであった。


で、鈴木さんは参加者に行き渡るだけの手作りカリンバを持ってきてくれてた。
西洋の楽器は普通左から右に音階が上がっていくがアフリカのそれは中央が一番低い音だそうな。
ちなみにカリンバとはアフリカの指ではじいて音を出す楽器(私はこれくらいの知識しかありません)



みんな一つずつ手にとる。
カリンバについてる王冠シンバルには模様がついてて、オレンジ、ブルー、グリーンの3種類ある。
実はカリンバの音階がこの色ごとに違っていた。


オレンジ色を手にした人がまず爪弾いてみる。
・・・沖縄だぁ。「ドミファソシド」でチューニングしてある〜。
  沖縄民謡を唄って雰囲気を盛り上げてくれたTさん。


次はグリーンの人。
・・・これはアイヌの音階だそうだ。
  空とか、森とかを思わせるような何やらひんやりした感じ(かなぁ)


最後はブルーの人。
・・・ちょっと宇宙っぽいかなぁ。なんて思ってしまった。
  これはアフリカ<ピグミー族>の音階だそうだ。


すごい。3色のカリンバで沖縄、北海道、アフリカの旅だ。
ではみんな思い思いに鳴らしてみよう、ってんで、暫し奏でる。
会場を暗くする演出。憎いねぇ。雰囲気出たねぇ。
カリンバはオルゴールのような優しい音色が出る。
なので、全員で鳴らしても騒然とはならない。むしろ心地良い。


Nさんがうつ伏せに寝そべってるのを誰かが見て声かけた。
「音がお腹に響いて気持ちいいよ」とのこと。
そう。「振動」なのだ。鈴木さんが「床から音が聞こえるよ」と。
この言葉に全員がうつ伏せになり耳を床につける。ハタから見たらちょっと怪しい。
ほんとだ。こんな小さい楽器なのにね。
鈴木さんが始めは言ったんだっけかな、とにかく背中にカリンバを押し付けて鳴らすと、響いてとても気持ち良いことを発見。
このあたりから、参加者はナンデモアリ状態(?)
代わる代わる背中やら頭やらに置いて奏でる。
まったりゆったり思い思いに。。。
鈴木さんも「参加者の背中演奏」をほぼ全員分こなしてくれた。
でもって一列になって前の人の背中でカリンバ演奏。
うーん。かなり怪しい。
でもでも。ステキな音色と優しいマサージ振動で参加者一同とても癒されたのであった。
満足満足。



最後は輪になって一人ずつ感想。
「やっぱリズムっすね」「楽器苦手だけど今日はたのしかった」「このカリンバ欲しい」「カリンバ作りたい」
などなど。
  あら。どうやら次のWS「手作り楽器で遊ぼう」につながりそうだね。
事務局の玉渕さんから
「最近、演劇、音楽という隔たりが若干あったようだが、今回原点に帰れた気がする。全員が和気藹々と良い雰囲気だった。」

鈴木さんから
カリンバを弾くと音がよく聞こえるようになります。風や木の音を想像しながら、自然を感じながら過ごすことで、日常の暮らしの中で、今までなかった音体験ができるようになります。そんな経験を是非本公演で活かしてください。」


活かしましょうね、参加者のみなさん!


鈴木キヨシさん。ありがとうございました。

楽譜が読めなくてもアイヌピグミー族に伝わる音階が何なのかを知らなくても楽しめたってことが嬉しかったっすね。
なんかね、できることからやればいいんだ、って思えて肩の力抜けて楽になった。


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私は沖縄バージョン一つ買っちゃいました   み〜でした。