オープンワークショップ

片岡祐介さん

講師は片岡祐介さん。打楽器奏者で作曲家。どんな音楽してる人かってえと、最初にCDを聞かされた。
「なんちゃってアフリカ‥♪ツントトテトントツントトテトント‥、なんちゃってアラビア‥♪テレレとれんととテレとれターン‥、なんちゃってインド‥♪つんちらりらろん〜てろんつろんたらんちろん、なんちゃって沖縄‥」
何て解りにくいのだ(^_^;)とは自分で書いてて思うのだが‥

つまりは「なんちゃって」から始まるタイトルコールの後に2〜30秒のジャンルの音階とリズムの特徴を踏まえた音のサンプルが並ぶ感じの、目的は「即興音楽とは簡単な事である」と啓蒙するための(?)CDである。
それが、中国、フラメンコ、和風、アニメソング、アメリカンバラード、と、ツボを押さえた表現になーるほどなぁーとちょい感心しながら聞いてた。

‥が、それがさらに癒し系(?)、環境音楽、カントリーロック、サスペンス、ジャズ、ダンスミュージック、ヒットソング、ボサノバ、80年代ユーロビート、四畳半フォーク、レゲエ、ユーミン、チックコリア、ショパンドビュッシー、(これだけ思い付くってのは確かに凄いのだが)‥あたりで流石に「いつまで続くんやろか?」(-.-;)と思い始まった僕。

そろそろツッコミ入れないと、と思ったのが伝わったのか、片岡さんはデモンストレーションへと移行。ピアノ、ジャンベマリンバをセッティングして一人演奏に入る。
これもな〜るほどなぁ〜、と思ったのは、ジャンベのイントロリズムから入って、ペダルをキックする事でピアノを打楽器として使い出した(あり?ピアノって元々打楽器かぁ?)。これも解りにくいのであえて説明すると、ピアノって鍵盤を打たずとも、ペダルを蹴ったり踏み込んだりするだけで、全弦が微妙〜に鳴るのだ。それを演奏に取り込んでる。
その発想の転換の仕方に、「野村さんの友達だなぁ〜」、と感じた僕は邪魔を承知でチャンゴで参加。実に勝手に面白かった。皆もっとずぅずぅしく入って来〜い(^0^)/

さて今日は野村さんの遺言により、って、言い残す事を何て言うんだぁ?
ギターとニ胡をそれぞれフィーチャーしてセッション。

でもその前に?

自分の楽器の「出した事ない音、やった事のない使い方」を捜してみよう☆との事。

‥知らない人が見たら不思議な世界だろうなぁ。笛や尺八が打楽器になり、太鼓を引っ掻いたり床に落としたり、キーボードを悩みながら撫でて叩いて‥いいのかぁ?(^o^;)

それらを音の小さな楽器から順に入るのは野村さんと同じ流れ。やっぱ友達。ただ違うのはやはり打楽器奏者の片岡さん。野村さんの流れでは中々行かないリズムとテンポのキープされたセッションとなる。打楽器系の僕にはとてもやり安い。

しかしてちょいと課題は二胡の横揺れの(←片岡さん日く)ゆらゆらしたリズムが誰も読めない。仕方なく途中で諦めてキープテンポの指向に入る。そして全ての楽器が随時消えて最後に二胡が残る形を取った。

シメに今日のセッションを片岡さんが録音しててくれたのを皆で鑑賞。自分て言うのも何だが、結構使える。

明日は打楽器系が一人休むので(筆者)片岡さん日く、もう少しふわり、とした感じでやってみようとの事。

パソ持ってないアナログ筆者がケータイでこれだけ書いた。

指ダメもー限界w(゜o゜;)w
ちなみに二日遅れでごめんなさーいm(__)m

byえずこプロ 和太鼓打ち 小山 敬史